リピートする2銘柄

〜ピンチをチャンスにする投資10〜

このシリーズも10回を迎えたがまだまだ伸びてはおらず、先月末にリピーターの如く、再度以下の二種類の銘柄を購入した。

エー・ディー・ワークス(3250)を42円で200株購入し、NEW ART(7638)を30円で100株購入した。

なかなか市場の動きが読みにくいが、2銘柄を同時に売買しなくてもよいように冷静に銘柄の動きを見ていきたい。

つづく

利確はできるが少し複雑かも?

〜ピンチをチャンスにする投資9〜

今週、NEW ART(7632)の株価に値動きがあったので売却した。

購入が29円☓300株+150円=8,850円
売却が37円☓300株−150円=10,950円

となり、2,100円の益となった。

最近は日経平均株価も年初よりだいぶ下がってきたこともあり、これくらいの原資で購入できる銘柄が増えてきたことは有り難い反面、日本経済を考えると少し寂しい部分もある。

ただ、このような状況でもめげずに良い銘柄を探しながら、投資を続けていこう。

書評「プライベート・バンカー」(清武英利著)

シンガポールを舞台にしたプライベートバンクを取り巻くバンカーと富裕層を描いたノンフィクション作品である。

主人公の野村證券三井住友銀行出身の杉山やその上司である桜井や梅田を中心とした外資ならではの、社内であろうと成果のために他人の顧客を奪い合う醜い人間模様や、シンガポールでの勤務先であるバンクオブシンガポール(BOS)、イタリアのUBIでの様々な出来事、更には顧客である富裕層ならではの悩みなども凡人では想像しがたいものなどを巧みに描きだしている。

描かれている人物の知名度などはわからず、当時の取り巻く環境などは理解が進みにくいが、一般的にプライベートバンクの内情にまで踏み込んで描かれており、普通ではわからないことまでが明らかにもなっている。

筆者はかの清武英利であるが、元新聞記者として踏み込んだ取材から得た情報をもとにわかりやすい文章で書かれているため、全ての読者にとって一読の価値はある。

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膠着してきた相場

〜ピンチをチャンスにする投資8〜

年明けからの相場状況をみてなかなか動きにくい感じもあったが、以前購入したNEW ART(7632)が前回よりも安くなったので29円で約定し、300株購入することができた。

まだまだ原資が伸びなくてはいけない時期ではあるが、ボラティリティー高い銘柄よりも、オーソドックスに評価できるこの銘柄とした。

これからも、他の銘柄選定の際には一度購入した銘柄に手を出すかもしれないが、感情的にならず、冷静に選定していきたい。

つづく

書評「生涯投資家」(村上世彰著)

ちょうどこのブログで、「ピンチをチャンスにする投資」を企画ものとして始めると時を同じくして、タイトルの著作が出版された。

 

村上世彰氏は、かのニッポン放送の株式購入にあたり、ライブドアとの間でインサイダー容疑をかけられてしまい、一旦は投資ファンドの世界から少し離れていた。しかし、最近は元村上ファンド出身者や自身の娘が主導する投資ファンド、自身もこの世界に戻ってきており、黒田電気の件をはじめ、物言う投資家としてのその復活ぶりは目を見張るものがあり、素晴らしく嬉しかった。

 

私も株式投資にあたり、村上氏が提唱するコーポレートガバナンスの強化などは共感するものが多く、また内部留保が過ぎる企業に対して投資したうえで物言う姿勢などは、歯に衣着せぬ言いっぷりで痛快そのものである。

 

かつてはあまりにも投資に対する世間の目が遅れており、ホリエモンと村上氏が悪者として仕立てられた感があったが、今となっては一般投資家でも負けず劣らず大金を企業に投じており、このかつての動きがあったが故のものとして、ようやく追いつき出してきたと感じられる。

 

さて前置きが長くなったが、この著作は何度でも読み直すことができるほど充実したものになっていると評価している。なかでも氏が紹介してほしい3人として、マクドナルドの藤田田氏、西武の堤清二氏、リクルート江副浩正氏を実際に紹介うけたくだり、また東京スタイルへの敵対的買収に至った際の、伊藤氏とのやりとりは氏の熱い思いがよく出ていると感じられた。

 

更には、真に投資家と経営者は分離すべきとは、そのとおりだと思うし、経営者が自身の思い通りに経営したければ、非上場にすべきとはまさしくである。ただ、企業に身を置くものとして、追加するとしたら、非上場足りとても外部の目を入れて経営を健全化しなくては日本の企業競争力は向上しないと思う。

 

また自身の投資基準として、期待値が

1.0を超え、IRRが15%を超えないと実施しないなどが記されている。あと2006年以降の活動が最後に記載されているが、介護のところで触れられていたヒルズ族折口雅博氏も昨年末のテレビ番組で、事業家というよりも投資家として復活を遂げていたことも何かの縁ではないかと思う。

 

現在はシンガポールに移住して、自身の資金で投資し、また娘の会社にアドバイスするなど、相変わらずの活躍ぶりであるが、日本もようやく氏の提唱してきたコーポレートガバナンスへの取り組みも始まってきたことから更なる活躍でメディアを通じて目にすることを期待したい。

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好調さを維持した老舗銘柄のヤマシナ

〜ピンチをチャンスにする投資7〜

 

年明け早々から上げ相場として動き出し、現在保有しているヤマシナ(5955)もかつてないほどの勢いで株価が上昇。そのため先週末に、購入時の株価から20%アップの株価となる95円で指値注文していたところ、昨日約定できた。

 

この上昇理由ははっきりとはわからないが、現在112円で終値をつけており、もう少し上昇するのでは、というヨコシマな思いもあったが、やはり危険な感じもするので手仕舞いすることにした。

 

そういうわけでヤマシナの収支は

購入が79円☓100株+150円=8,050円

売却が95円☓100株-150円=9,350円

となり、1,300円の益となった。

 

少し相場をみながら次の銘柄選定をしていこうと思う。

 

つづく

日本株式の知られざる優良銘柄

前回は投資方針と称して、実際は投資する、もしくはした銘柄の基準を記載してしまったが、今回は少し違った視点でいくつかの銘柄を見ていきたい。

 

これまで、「ピンチをチャンスにする投資」企画以外で触れてこなかったが、株式の保有銘柄は、日本株で2銘柄、米国株で3銘柄、中国株で1銘柄である。可能な限り資金ができれば、これらのいずれかの銘柄を買い増しする方針であるが、日本株の場合にそこまで貯まらずも適度には資金が出来た場合に別銘柄を購入したいという気になる場合がある。

 

そこで今後に向けて少し銘柄探しをしてみたいと思うと同じタイミングで、少し前の週刊東洋経済2017/10/28号で地方の名門企業77という特集があったので、ここから投資対象になる銘柄がないかを探してみることにした。

 

記事の中で「地方企業成長率ランキング」と記載されているページがあり、ここでは東京と大阪を除く45道府県に本社を構える企業を対象に2期連続で経常利益の伸び率が大きい順に7つの地域に分けて記載されている。この中の各地域の上位に絞って、割安株の評価をうけている銘柄を狙うことにしたい。

 

まず各地域の上位銘柄であるが、

【北海道・東北】

4650 SDエンターテイメント

2792 ハニーズHD(*)

2930 北の達人コーポレーション

9812 テーオーHD(*)

1840 土屋HD

【関東】

7238 曙ブレーキ工業

4117 川崎化成工業(*)

4921 ファンケル

6240 ヤマシンフィルタ(*)

7908 KIMOTO

【北陸・甲信越

5343 ニッコー

6300 アピックヤマダ

4369 トリケミカル研究所

9685 KYCOM HD(*)

5283 高見澤(*)

【東海】

7254  ユニバンス(*)

3987 シェアリングテクノロジー

3782 ディ・ディ・エス(*)

6846 中央製作所(*)

2769 ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(*)

【近畿】

7974 任天堂

5726 大阪チタニウムテクノロジーズ

3804 システムディ(*)

3038 神戸物産(*)

5985 サンコール(*)

【中国・四国】

3891 ニッポン高度紙工業

7887 南海ブライウッド(*)

8167 リテールパートナーズ

4336 クリエアナブギ(*)

6266 タツモ(*)

【九州・沖縄】

2342 トランスジェニック(*)

3359 タイセイ

3246 コーセーアールイー

7187 ジェイリース

3561 力の源HD

となっている。各地域とも上位5銘柄を選定。あとはこの中から割安評価をうけており、また最低購入価格が投資圏内であれば購入するのも良いと思います。一応、1/8時点で「みんなの株式」のサイトで目標株価で割安評価をうけている銘柄を記載(上記で銘柄の後に*)しておきます。

ただし、投資は個人の判断、責任によるものですので、くれぐれもご注意ください。